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  続 naranjaとchinaの謎  -  2006.05.27.Sat / 12:26 
前回の追記にドミニカ共和国ではオレンジの事をchinaと呼ぶのはなぜか・・と思って調べてみたらオレンジの原産地はインドと中国だから中国=chinaとなったのかな?と言う話を書いた。
でも、オレンジは先にヨーロッパに伝わっているので、なぜ先に伝わったスペインではnaranjaでヨーロッパから伝わったのにドミニカ共和国ではchinaなのか??と、これまたどうでもいい私の疑問が残ったわけです。

そしたら!
なぜスペインではオレンジはnaranajaなのか・・と言う謎が解けましたよ!奥さん!!

実はこのnaranjaと言う言葉。どこからきたのかと言うとなんと!
サンスクリット語。つまり、naranjaと言う言葉も原産地(インド)からきていたんですね。サンスクリット語ではnaranghaなんだそうで、意味は"veneno para elefantes" 象がオレンジをたくさん食べて死んでしまったことに由来するそうです。
このnaranghaがペルシャ語になり、その後アラビア語になってスペインに入ってnaranjaとなったわけです。

ちなみに。
カタルーニャ語ではnaronja
ポルトガル語ではlaranja
イタリア語ではla arancia
フランス語ではorange

なんだそうで、フランス語のorangeがイギリスに伝わって英語でもorangeとなったんでしょうね。英語にはフランス語からの言葉がたくさんありますからね。
*************************
【追記】
カタルーニャ語、ポルトガル語、イタリア語での「オレンジ」の呼び名は同じ語源(サンスクリット語)だと見てわかる通りなのだけど、フランス語だけ違うのが興味深かったりする。
フランス語の「オレンジ」の語源は中世のラテン語のaurantiumに由来しているようで、auramはoro(金)を意味するんだそう。つまり「オレンジ」とは「金(色)の果物」と言ったような意味になるんだそう。
なるほど。でも、すぐそばなのにカタルーニャ語やスペイン語とフランス語が全然違う・・ってなんかおもしろい。
*************************

さて。
これでnaranjaの謎は解けた。でも、なんでヨーロッパから伝わったのにドミニカ共和国ではchinaなのか?こっちの疑問がまだ残る・・と思ったらこれも解決。

実はこのスペインのnaranjaと言うのはドミニカ共和国で言うところのnaranja agriaと言う種類。で、スペイン人がはじめて新大陸に渡ってであった「オレンジ」は甘い別の「オレンジ」だったわけです。知らない種類の「オレンジ」だった為、スペイン人はこの「オレンジ」を原産地にちなんでnaranja de chinaと呼んだそう。

つまり。
スペインの「オレンジ」はインド産。ラテンアメリカの「オレンジ」は中国産・・だったと言うわけ。ドミニカ共和国でオレンジの事をchinaと呼ぶのは恐らくこのnaranaja de chinaのnaranja deが省略されて定着したものだと思う。確かに、ドミニカ共和国でもすっぱいオレンジは別の種類としてちゃんとnaranja agriaと呼ばれて区別されている。
naranaja agriaは主に料理に酢がわりに使われていて、ドミニカ料理の素材としてポピュラーな存在だったりする。

あ~、これでnaranajaとchinaの謎が解けてすっきりした。

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テーマ:スペイン語 - ジャンル:学問・文化・芸術
from クバニータ

こんにちは! naranjaがサンスクリット語で、ドミニカではchinaだとは、へえ~っ でした。
それにしてもヨーロッパ語、特にラテン語ルーツはやっぱりみんなどことなくリンクしてますね。一つ分かると後はイモヅル式に想像がつくのは、ありがたいというかずるいというか。。。
chamoyさんの「なぜか..と思って調べてみる」という姿勢にはとっても共感です。 (私も同種です)
ちなみにオレンジではなく「みかん」のことなんですが、英語では satuma (サツーマ) なんですよ。イギリスで売られているものはスペイン産やイタリア産ですが、みんな鹿児島産、ってことで。

2006.05.28.Sun / 01:09 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from クバニータ

す、すみません、↑のサツーマの綴りは 普通のローマ字表記で satsuma です。失礼しました...

2006.05.28.Sun / 01:13 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from amikajpn

ほんとに へぇ~っ! です。只々感心しました!!

私は?と思っても、ぼーっとそのままにしてしまう事も結構あって…(汗&笑)。インターネットとかで調べてみる事もあるけど、結構時間がかかって、思ったような結果が得られない事も多いし…。でもぼーっとでも忘れないでいると、ある時、偶然他の事からつながって行ったりするんですよね。どっかにひっかかって残ってのか?…フシギです。

2006.05.28.Sun / 16:22 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from chamoy(管理人)

クバニータさん
いらっしゃいませe-68
そう、ラテン語族同士だと特に勉強しなくても意思疎通ができたりしてうらやましいと言うか、ずるいと言うか^^

ただ、追記に書いたんですが、この「オレンジ」に関しては同じラテン語族でもフランス語だけラテン語が由来していてほかのスペイン語やポルトガル語はサンスクリット語のほうに由来している点がおもしろいな・・と思いました。

「みかん」のことsatsumaって言うんですか?!それは初耳です。ご存知の通りスペイン語ではmandarinaですが、これもnaranaja de china同様、スペイン人が新大陸で始めてであったものらしくそれで原産地にちなんだ名前になったんだそうです。
でも、実際にはこの果物をラテンアメリカに広めた(定着させた)のは日系人だ・・と当の日系人から聞いたことがあります。
でも、satsumaのほうが更に親しみ持てそうですね♪

2006.05.28.Sun / 21:29 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from chamoy(管理人)

amikajpnさん
今回のnaranjaは特に調べたというわけじゃなく、偶然発見したんですが、逆に調べようと思って調べた時より、たまたま・・ってほうがなるほど!と思える説に出会ったりしますよね。

私も気になる割にはそのまんまほっておくことが多いんですが、たまたま思い出して気になっていたことがつながったりするとうれしいもんですよね。

いやぁ~、私、こんなことより読まないといけない資料が山積みなんですが^^;どうでもいいことのほうが熱心になったりするわけです。

2006.05.28.Sun / 21:34 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from danpeii

私も遅ればせながら、ほぇーっ、と思いました。
この記事、秀逸。凄い面白い。そもそもnaranja chinaなるものの存在なんて知りませんでした。極めて興味深し。

2006.05.29.Mon / 21:27 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from chamoy(管理人)

danpeiiさん
過分なるお褒めの言葉ありがとうございます。

ドミニカにいる頃「naranjaとchinaはまったく同じものなの?」とドミニカ人に聞いたところ、「まったく同じ」と言う人と「別だ」と言う意見に分かれたんですよ。
私的にはもともとは別々のものだったのでは?と思っていたんですが、今回のnaranjaとchinaの由来を知ってやっぱりnaranjaとchinaは「もともと別のものだった説」が正しいのだという結論に収まりました。

ちなみに。
ドミニカ共和国ではnaranjaと言ってももちろん「オレンジ」のことだと理解してもらえます。

2006.05.30.Tue / 12:15 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from 通りすがり

勉強になりました。実は一昨日から、何故か平仮名で「ならんは、ならんは」と頭に浮かぶもんで、それってなんだっけ?と思って検索して今ここにいるわけです。スペイン語はNHKの講座を観たくらいでそんなに勉強していません。この記事を読ますためだったのでしょう、きっと(?)。やっぱり言語の移り変わりってとても面白いですね。インドからの距離を考えると果てしないですよね。chinaも覚えときますね。ありがとうございました。

2011.10.30.Sun / 22:38 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
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